クンニ論

昼はサラリーマン夜はクンニの伝道師として活動する男が書く何とも言い難い微妙なブログ

ツラかったラブホ経営

今の僕は大企業ではないが、決して小さくはない企業で普通のサラリーマンをしている。

今の会社に入る前はワンマン社長の下で馬車馬のように働いていた。当時はブラック企業という言葉が今ほど普及もしておらず、自分の置かれた状況を友人たちと比べることもなかったので、当時の職場が劣悪と思うこともなかった。

社長に振り回され、色んなことをさせられたうえに、無いときもあったが概ね週一の休日と徹夜することもあったが概ね18時間の労働。今にして思えば超がつくほどのブラックだったなとは思う。

その中で学ぶことも沢山あり、当時の経験は今の自分にとって少なからず役にたっている。

前職の社長には様々なことをやらされたが、特にツラかったのがラブホの経営であり、僕を苦しめた。

経営と言っても、代表取締役社長という肩書を持たされ、ラブホの運営にかかわる面倒なことをやらされていただけであった。

基本的には朝から夜まで本業の仕事をやり、本業の仕事が終わりしだいホテルでの仕事を深夜まで行うという社畜っぷり。

本業の職場とホテルとは車で1時間以上もかかる離れた場所にあったため、猛烈な睡魔と戦いながらの運転。

居眠り運転により車を大破させたこともある。

他にもキツいことはたくさんあったが、精神的にキツかったのが異常な常連客であった。

この常連客は20代前半と思われるカップルであり、週に2回は来ていたのだが、宣伝目的で価額設定をしていた部屋しか利用しないという徹底ぶり。(3時間休憩で2500円)

例えその部屋が埋まっていようと、マフラーが壊れたはた迷惑な音をさせるボロボロの軽自動車で何時間も待機する。この時点でも大変異常ではあるが、このカップルが本当に異常なのはプレイ内容である。

風呂場にウ○コがあったり、持ち込んだであろうロープがあったり、無造作に穴が空けられたパンティがあったり、茄子があった日もある。このド変態カップルが僕を困らせていたのは、毎回ベッドをビショビショにすることだった。人間ってこんなに潮吹くの?ってくらい毎回びしょ濡れ。とにかくビショビショ。

ビショビショ過ぎて清掃に時間かかるわ、部屋が潮臭くなるわ、やたらコンドーム使用するわで、安い部屋を利用してこの始末だから採算が合うはずがない。

ド変態プレイカップルと僕との戦いは僕が仕事を辞めるまで続いた。

もうひとつキツかったのが旦那に先立たれたアルバイト女性の執拗な誘惑だ。

彼女は他にもアルバイトが数人いる時間帯には淡々と仕事をしているが、二人の時間になると突然人格が豹変する。

新作のオモチャのサンプルが業者から届くと試してみたいとしきりに誘ってきたり、部屋の清掃を手伝っている時にはおもむろにくっついたりされた。二人でいるときの彼女の口癖は『私もセックスしたいな』であった。

この明らかな誘いをかわし続けるのも僕には精神的にツラかった。

ツラい暗黒の前職時代があるから、今の会社ではこうしてブログが書けていると信じてる。