人類最速の男【適度に射精をするが吉】
まずはタイトルがいささか乱暴な物言いだが、これはクンニストである以前に男である自分への戒めも兼ねた記事のためご容赦願いたい。
では、本題に。
先日、数年振りに会う友人達と札幌の繁華街すすきのでお酒を飲んでいた。
互いの近況などを話したりして、盛り上がっていたこともあり、お酒が進んだ。
友人達と楽しく酒を飲みながらも、僕はスマホを片手に、もう一つのタスクを遂行していた。
それはクンニ相談である。
飲みに出る少し前から20代のEさんからクンニが好きなのに、パートナーがクンニをしてくれないという主旨のクンニ相談を受けていた。
飲んでいる間中、何回かやり取りをしていたのだが、話しはクンニをして欲しいということになった。
時間も時間だったし、友達とも飲んでいるし断ろうとも思ったのだが、奇遇にもEさんもすすきの界隈で飲んでいたということで、会う約束をした。
クンニボランティア団体クニセフとして活動している以上、誰に対してもクンニ相談は受けており、クンニしてあげることも厭わないが、相談を受けたその日のうちに会うなんてことは今までなかったケースであった。
完全に酒の勢いだった。
待ち合わせ場所も決めて、わかるように写メも送ってもらったものの、待ってる間に酒も少しずつ抜けはじめ、勢いで約束してしまったことを後悔し始めていた。
写メを見る限り綺麗な人ではあるが、顔をアプリで加工していてドえらいのが来たり、おデブちゃんが来たりすることはデリヘルで嫌というほど経験している。
そんな時はクンニをすることなく、バーにでも行って相談の続きをしようなどと考えていると、顔は写真のまんまでスラッとした美人がこちらに向かってやって来た。
僕は彼女に自分の特徴を何も伝えてはいなかったが、目が合ったのと、待ち合わせ場所が交番前というコアな場所のおかげで、向こうから『事務総長さんですか?』と話し掛けて来た。
少し茶色がかった長めの髪の毛で、背が高めの細身の女性であった。
さすがに交番前での立ち話も気が引けたので、僕らはすすきののはずれにあるラブホを目指して歩き始めた。
道中、彼女が一体どんな人を想像していたのかは定かではないが、事務総長が僕みたいな人で良かったなどと言って手を繋いできた。
こんなに美人でスタイルも良く愛嬌もある女性がクンニのことで悩んで、クンニして欲しいと依頼してきたことを不思議に思った僕は、会うまで続けていた悩み相談を詳細に聞いてみた。
彼女には付き合って3年くらいになる彼氏がいるのだが、付き合いたての頃にクンニをしてもらったことがあるくらいでクンニレスが続き、ネットなどでどうやったらクンニをしてもらえるかなどを調べては実践してと試行錯誤を繰り返したものの、やはりしてもらえていないということであった。
そんなこともあって僕に相談をしてきたのだが、一緒に飲んでいた、友達との会話がセックスの話題になり、無性にムラムラしてきたのと、仕事のストレスで羽目を外したくなり、クンニのお願いをしたのだと恥ずかしそうに話してくれた。
それを聞いた僕は心の中でやってて良かったクニセフと叫んでいた。
そんなこんなで手を繋ぎ歩くこと10分くらいでラブホに着いた。
部屋に入るなり彼女は『疲れたぁ』と言ってベットに飛び込んだ。
彼女は仕事帰りに飲んでいたらしく、量もそれなりに飲んだと言っていたため、僕はベットで寝そべっている彼女にマッサージをしてあげながら、後悔しないですか?と聞いてみた。
彼女はキョトンとした表情で『なぜですか?』と聞き返してきた。
僕は彼女に質問の意味を説明した。
酔っぱらっているから、正常な判断が出来なくなっているのではないか?
本当に僕でいいのか?
それでも、彼女はクンニをして欲しいと言った。
首から肩、背中、腰とマッサージを続けた僕は彼女の内腿までやって来た。彼女の脚はとても美しく、履いていたスカートを脱がして、ももを揉みながら、僕は脚を舐め始めた。
小さく喘ぐ彼女を横目に僕は下着の上からアソコを舐め始めた。
彼女『ヤダ、シャワー浴びてない』
僕『大丈夫だよ』
彼女『汗かいたから臭いもん』
僕『大丈夫だよ』
そんなやり取りをしながら下着を脱がすと、糸を引くぐらいすでに濡れていた。
僕はクリトリスは攻めないよう焦らしながら舐め続けた。それでも彼女のアソコはものすごく濡れていた。
彼女はクリを舐めてと懇願してきた。
僕が焦らしに焦らしにクリトリスを舐めようとする頃には彼女のアソコは洪水のようになっていて、クリトリスを舐め始めてすぐに彼女はイクぅと言いながらイッテしまった。
グッタリしている彼女にお構いなしにクリトリスを舐めながら、指でGスポットを攻め始めた。
すると彼女が『なんか出ちゃいそう』と言い脚に力を入れ始めたので、『出しちゃってもいいんだよ』と優しく言うと激しい喘ぎとともに、彼女は豪快に潮を吹いた。
潮を吹くのは初めてのことだったらしく、彼女は『ごめんなさい』と謝ってきた。
謝ることなんて何もないよと伝えると彼女は安心したのか、着ていた服とブラジャーを外して挿れて欲しいと笑顔で囁いてきた。
クンニ中に既にギンギンだった僕のムスコは彼女の裸体を見て、より一層硬く反り上がった。
彼女は僕に近づき、パンツを下ろし始めた。
パンツを下ろされながら僕は必死に考えた。
これじゃあ、ただのオフパコではないか?
そりゃあ、セックスもしたいけど、クンニして欲しいと悩む女性に対してセックスしちゃったら、弱味につけこんでるだけじゃないか?
クニセフはそんなつもりで作ったわけじゃないだろう。
パンツを下ろされムスコが露になった状態になりはしたが、僕は踏みとどまることに成功した。
僕は彼女にクニセフのこと、本当はしたくてしょうがないこと、マジで好みだから本当はしたいということ、絶対に後悔するから本当はしたいということをオッパイを揉みながら真剣に話した。
彼女は『クニセフのおかげでクンニもしてもらえたし、私がエッチしたいって言ってるのにダメなんですか?』と可愛らしい顔で尋ねてきた。
完全にKO寸前ではあったが、僕の決意はギンギンになったムスコのように硬かった。
『マジメなんですね』と彼女は少し悲しげな顔をしながら言った。
全裸でムスコをギンギンにしてオッパイを揉みながら乳首をコリコリしている男にはよほど似つかわしくない言葉であることは間違いなかった。
それでも、彼女は笑顔で『こんなに気持ち良かったの初めてだったしお返しさせて』と僕をベットに押し倒しキスをしながら、耳元で『フェラしてあげる』と囁いてきた。
僕はクンニも好きだがフェラチオも大好きであり、クンニのお返しにフェラチオというのはクニセフとして目指す世界でもあったので、彼女に身を委ねた。
ギンギンになったムスコに彼女がたっぷりと唾液を垂らし、軽く手でしごきあげた瞬間、ドピュッ!
彼女『えっ?』
僕『えっ?』
僕はウサイン・ボルトを超えた。
人類最速の男になった。
あまりの恥ずかしさに顔を隠すことしか出来ずにただただ時間が過ぎていった。
何時間のようにも思えた沈黙ののち、彼女が口を開いた。
『ちんちんもマジメなんですね』
どういう意味???
恥ずかしさのあまりその真意は聞けずじまいだったが、僕はとりあえずお礼を言った。
その後、お互いシャワーを浴びてホテルを出た。
帰り際に彼女が抱きついてきてキスをしてくれた。
僕はまたねと手を振り、帰っていく彼女の背中を見ながら反対方向に歩き始めた。
肌寒くなった札幌の夜風に当たりながら、彼女を救えたと自分に言い聞かせて家路に着いた。
精子は溜めるもんじゃあないなと強く思った初秋。
皆さんも適度に射精はした方が良いですよ。