クンニ論

昼はサラリーマン夜はクンニの伝道師として活動する男が書く何とも言い難い微妙なブログ

便秘になりたいと本気で願ってたあの頃

こんにちは、2日に3回ペースでウンコを排出するあっくまんです。

 

昨今、様々な物の排出が抑制される中においてウンコの排出が規制されないことは大変ありがたいなと常々感じております。

 

タイトルに寄せてこんなしょうもない冒頭から入ってしまったことをお許し下さい。

 

さて、今日書くのは自分が大学3年の頃の話です。

 

この内容は誰かに共感して欲しいわけでもなく、誰かの役にたつこともないので、もし最後まで読んで下さったとしてもどうか忘れて下さい。

 

     ~便物語~

 

そう、あれは忘れもしない大学3年の夏なって間もない頃だった。

 

いつものように大学に行き、バイトの時間まで大学内にある喫茶店的なところで複数の友人達と大して中身の無い話に花を咲かせていたある日の午後にそいつは相当の熱量を持ってやって来た。

 

この人生の分岐点とも言うべき運命の日が来るまでに自分の体に起きていたある異変をまずは話さなければならない。

 

遡ること、大学3年になりたての自分は、1、2年と遊び過ぎたこともあって、単位を取るためびっちりと講義を受けていた。

 

大学の長い講義を朝からびっちり受ける弊害により講義中に便意と戦うことを強いられていたのだ。

講義を受ける傍ら座席というフィールドでは便という名の点取屋の突破を許すまじとケツ筋という名のディフェンス陣が日々激しい攻防を繰り広げていた。

 

しかも、その点取屋は割とユルめでありながら、突如ドリブルを開始するとあってディフェンス陣の緊張も相当なものであった。

 

今でこそサラリーマンという規則正しい生活によって便のタイムテーブルも規則正しいものとなっているが、当時の自分はバイトが終われば徹夜でマージャン、朝までドライブやゲームなどと不規則生活常習犯だったこともあり、便のタイムテーブルが確立されていなかった。

 

それでいて、公共機関で通学をしていたため、通学中においても人生を駆けた壮絶なバトルを繰り広げていた。

 

年に何回も途中下車をして、負傷した兵士のようにケツを押さえながら妙な歩き方でコンビニに駆け込んだり、ある時には満員のバスで暗殺者のように尻から毒ガスを放出して知らぬ顔を決め込むなどの人外れた行為をすることも多々あったりと来る日も来る日も戦い漬けの毎日。

 

通学中の戦いは車通学という画期的な作戦で勝利をすることに成功したものの、講義だけはどうにもならなかった。

 

 

 

 

 

 

出すか出されるか

 

 

毎日、一人のソルジャーが自分のプライドを懸けて戦地に赴く。

 

 

来る日も来る日も便との死闘に明け暮れていた。

 

大学に行く意義が将来の為などではなく、ウンコを漏らさないで単位を取るという謎の目的に変わっていった。

 

そんな自分はいつしか、便秘である人達を羨むようになり、便秘になりたいとさえ思い、便秘になる努力を続けた。

 

水分を極力取らず、食物繊維さえも摂取しないように心掛けた。

尻の割れ目にアロンアルファを塗布してみようかなどと訳のわからないことさえ考えついたりもした。

 

そんなソルジャーに戦場の女神からプレゼントが舞い降りた。

 

 

 

 

 

 

便の戦意喪失。

 

 

それはあまりにも突然だった。

 

あんなに敵意剥き出しで不意討が得意だった便意が、戦いを挑んで来なくなった。

 

そう、便秘を目指す努力と便意を我慢するという己との戦いを見ていた女神が自分に微笑んでくれたのだ。

 

 

あんなに戦いに明け暮れていた自分に休息が訪れたのだ。

 

 

 それからは幸せであった。

 

突然の便意に怯えることもなく、無意識にトイレの場所を確認することもなくなり、講義にも集中できるようになった。

 

 

講義の合間の友達との談笑にも一層熱を帯び始めた。

 

 

 

 

 

だが、休息は長くは続かなかった。。。

 

 

やつは戦意喪失などしていなかったのだ。

 

 

こちらが休息している間にやつはトンでもない猛者となり相当の熱量を帯び戦いを挑んできた。

 

 

 

 

ある日の午後にやつは突如として戦いを挑んできた。

 

 

 

便意に襲われはしたものの、自分の中では恐怖心よりも懐かしさが上回っていた。

 

あんなに苦しめられていた便意ではあったが、襲って来ない時期が長かったせいもあり、どこかで恋しくなっていたのかもしれない。

 

 

久しぶりに相対するやつは以前のユルいやつではなく、しっかりとしたやつであることは直ぐにわかった。

 

 

ゆっくりと相手をしてやろうか。

 

 

 

 

しかし、世の中そんなには甘くない。

いや、溜まりに溜まった便意を自分は甘く見ていた。

 

 

 

友達の輪の中から、上手くフェードアウトをした僕は襲い来る便意をケツ筋でブロックしながらトイレに向かった。

個室の扉を開けながら、もう片方の手でズボンを降ろすことを一瞬でやってのけた自分は久しぶりの便意とようやく向き合うことができた。

 

 

『よう、久しぶりだな便意さんよぉ』

 

 

「余裕なのは今のうちだぜ、俺は以前の俺とは違うぜぇ」

 

 

『何を馬鹿なことを』

 

 

「吠え面かくなよ」

 

 

『みんなを待たせてんだから、この戦いを楽しみたいとこだが、とっとと終わらしちまおうぜ、こっちはトイレっていう圧倒的なホームでの試合なんだからよ』

 

 

 

「。。。。。。」

 

 

 

 

 

 

ブチッ

 

 

 

えっ?

 

 

 

 

ブチッ?

 

 

 

 

ブチッという気持ち悪い音共に便器に滴り落ちる何かと肛門を熱くする激痛。

 

 

バハムートのメガフレアを肛門に喰らったような感覚に襲われた。

 

 

 

尋常じゃない硬さのやつを出し切った自分が便器を恐る恐る覗き込むとまさにそこは血の海と化していた。

 

 

便器の白と血の赤が織り成す見事なコンストラクトに悠然と佇むやつの姿。

 

 

 

敗者であるはずの便ではあったが返り血を浴びて神々しく見えた。

 

一方、勝者であるはずの自分は満身創痍。

 

血が止まらない。。

 

いつまでもポタポタ血が滴り落ちる。

 

尻を拭けども拭けども真っ赤に染まるトイレットペーパー。

 

切れ痔を超越した切れ痔。

 

 

 

 

 

 

it's裂け痔。

 

 

 

自分の身に起きたことを直ぐには受け入れられなかった。

 

 

 

が、みんなを待たせてるのもあり、トイレットペーパーを尻に挟みその日はやり過ごすことにした。

 

 

 

しかし、本当の悲劇はここから始まることとなった。

 

 

 

次の日の朝、便意を感じた自分は昨日起きたことも忘れてトイレへ向かった。

 

便器に座り、便を出そうとしたその時、激痛が全身を駆け巡った。

 

便の頭が少し出た段階で相当の激痛。

案の定、血も滴り落ちている。

 

便を出し切る頃には痛みによりトイレで悶絶していた。

 

これはヤバイ!

 

毎度こんなのだったら、トイレでショック死、もしくは失血死してしまう。

 

出すか出されるかどころの話ではなくなっていた。

 

死ぬか生きるか。

 

 

 

 

デッド オア アライブ

 

 

 

 

便を出すのは恐怖だが、溜め込んで硬い便を出すのも恐い。

 

 

便意が怖すぎる。

 

 

便に殺される。

 

 

口からウンコ出すようにできないもんか?

 

思考がおかしくなっていた。

 

 

 

そんな自分が取った対抗策が下痢になろうというものだった。

 

 

硬いと痛いなら、柔くしよう。

 

その日から尋常じゃない量の水分摂取と積極的な食物繊維の摂取。

 

それからというもの、しばらくは下痢に悩ませられる日々を過ごしたが裂け痔は完治。

 

規則正しく生活し規則正しい排便が大事というしょーもない話でした。